肩こりの原因 =筋肉編=
チェック表にあった通り、血流を良くしてあげること(動かしたり、温めたり、気温、食物などによって)で肩こりが楽になる方は、このタイプに該当します。
筋疲労による肩こりになる方の原因は、悪い姿勢と運動不足、もしくはオーバーワーク(要するに使い過ぎ。悪い姿勢も筋肉に過剰に負担をかけてしまうので、ある意味オーバーワークと言えなくもないかも)です。
基本的に、筋繊維に溜まっている疲労物質や老廃物が洗い流されると楽になるので、血流とリンパの流れが良好になれば大丈夫。そのため、原因4「血流・リンパの流れ」をよくすることで原因1の筋肉に関しても解消される可能性は大いにあります。血流・リンパの流れが良くなると、筋繊維の中に蓄積していた疲労物質や老廃物が洗い流され、筋細胞に栄養が補給されて筋繊維に弾力が戻ります。
改善方法としてよく聞く、ストレッチや運動、マッサージである程度改善するのはこの方達です。ただ、若い頃はこれらでなんとかなっていたのに、年齢を重ねるごとにこれでは楽にならなくなったよ、という方は以下に挙げる方法を試してみて、それでもダメなら原因4「血流・リンパの流れ」を改善するための他の方法を試してみること、更にって方はであれば、原因1か原因2、チェックの数が多いものから試してみましょう。(でもここまできたら最初のチェックの段階で他の原因にも複数チェックついてるはず)
筋肉が原因の肩こり改善方法 7選
- 1、ストレッチ
- 2、運動
- 3、温泉(もしくは自宅のお風呂でエプソムソルト入れる)
=ストレッチ・運動・温泉(湯船で温まる)=
一番の目的は、筋繊維に溜まった疲労物質や老廃物を排出させる事。そのためには血流とリンパの流れを良くする事が大切になる。そういった視点でストレッチや運動の内容を組み立てるようにしてみてはいかがでしょうか。
湯船で温まるのは血流を良くするのに手っ取り早いけれど、外から加えた熱は加えなくなると当然なくなる。若い頃は湯船に入るだけで回復していた筋肉の疲労も、年齢を重ねるとそれだけでは回復しなくなってしまう。そんな方は、お風呂にエプソムソルトを入れてあげることをお勧めします。お風呂を上がるときは、エプソムソルトを洗い流さないようにするとお風呂上がりも湯冷めしにくく、保温効果が高まります。
余談ですが、エプソムソルトを入れて入浴すると発汗しやすいので、夏場はお風呂上がりも汗が引かず大変です。大変ですけども、実は夏場や梅雨時期の発汗こそ、とても大事。外仕事だったり、体を動かすお仕事の方は逆に発汗量が多くて水分塩分が足りなくなって熱中症が心配されますが、デスクワークでずっと空調の効いた部屋の中で作業をしなければいけない方は、エプソムソルトを入れて入浴するとか、サウナ浴をするとか、運動などで発汗させてあげたほうが、体内の余分な熱も発散されて逆に良かったりします。汗をかくのが嫌いで、なるべくエアコンの効いた部屋から出たくないという人もいるかもしれませんが、夜に体がほてって寝づらい方は是非お試しください。外仕事で体内の温度が下がらない方は、理想としては海にジャポンと浸かってから帰ると一気に熱がひきます。それが無理なら、自宅でエプソムソルトを入れて入浴を。ただ、温度を人肌ほどのぬるーいお湯にするといいかもしれませんね。いずれにしても、大量に汗をかくので水分補給をお忘れなく!
- 4、マッサージ
- 5、乳酸を分解、血流とリンパの流れをサポートしてくれるアロマオイルを擦り込む
- 6、筋肉を緩めてくれるアンジェローバオイルを擦り込む
- 7、炎症を抑え、筋組織の正常化を図るカンナビノールかコパイバを擦り込む
マッサージも、一番の目的は、筋繊維に溜まった疲労物質や老廃物を排出させる事。全身マッサージをしてもらいに行くのも一手、自分でセルフマッサージするのも一手。だけど、あなたが毎日食事と排泄を繰り返すように、体内でも毎日老廃物や疲労物質が生み出されています。ということは?毎日対処してあげて、体の中に溜め込まないのが一番。
とはいえ、自分で毎日マッサージして、ちゃんと緩んだなと感じれるまでにするのは結構大変じゃないですか?
そんなあなたを助けてくれる肩こりの解消グッズというか、アイテムをご紹介していきます。お風呂上がりに塗るだけ。
あなたの体を楽にしてくれるアイテムは、CBDオイル、アンジェローバオイル、コパイバ樹液、エッセンシャルオイルのジンジャーとグレープフルーツと※※※※です。
私は上記全てをブレンドし、スポイトのついた遮光瓶に入れて脱衣所に置いてあります。
コパイバ樹液(※エッセンシャルオイルではなく、樹液原液。お間違い無く!)、火傷や傷、ニキビ、あせも、虫刺されなどの時にはブレンドせずに直接使用しています。今回ご紹介するブレンドオイルは腓返り、腰痛、肩こり、背部痛、便秘など、湿布を貼りたくなるような時は湿布の前に試してみるといいと思います。CBDには炎症を抑える作用がありますので、ぎっくり腰の時なども根気よく1日に数回塗り込んであげると普段よりも回復が早くなると思いますよ!これらは私にとっては常備薬的存在なんです。もう手放せません。
=ブレンドオイル使用方法= オイルは皮膚に塗ってから30分ほどで血管に吸収されますから、もし洗い流したい方は30分〜1時間経過してから洗い流したり、タオルで拭き取ったりするといいでしょう。私は以前皮膚が弱く、オイルが皮膚の上で酸化して痒くなるので拭き取るようにしていたのですが、CBDやコパイバ樹液の入ったオイルは痒みが起きにくく、肌を健康にしてくれるので肌荒れも極端に減りました。なので今では、お風呂上がりに濡れたままの肌(そのほうがオイルが伸びやすいので)にオイルを塗り込んでいます。塗っている間にある程度水分が飛ぶので、後はタオルでをかる〜く水分だけ吸い取ってそのまま過ごしています。
CBDというのは、カンナビノールといって麻から取れる成分。抗炎症作用があり、人間の体内にある「CB2受容体」に働きかけることで皮膚・骨・眼・心臓・消化器・消化管・免疫系を健康に保つことを手伝ってくれるものです。最近では、マッスルバームになっているものなどいろいろあるのですが、私はコリに特化した”最強セット”の組み合わせにしたいので、自分で混ぜやすく、そして伸びのいいオイル状のものを利用しています。
アンジェローバオイルというのは、アマゾンにあるアンジェローバという樹木からとれるもの。これは一時期プロのサッカー選手が運動後のケアに使用していて話題になったことがあるようです。筋肉の緊張を緩和させてくれます。私はアンジェローバオイルをベースにしたものか、CBDオイルをベースにしたものかを気分によって使い分けてますね。
コパイバもアマゾンにある樹木。CBDと同じく「CB2受容体」に働きかけるのですが、痒みどめとか、火傷、あせも、虫刺されの時はCBDよりもコパイバ樹液(エッセンシャルオイルになってないもの)を利用しています。先日唇を火傷したときは、樹液原液を唇に塗って、その上からリップクリームを塗っていました。水膨れにもならず、痛くもならずに落ち着いてくれて本当に良かった!ただ、樹液原液だと松ヤニのように乾くとネチャネチャしてしまう・・・粘度が高いんですよね。なので、他のオイルや乳液で希釈するか、私のように直接使用する上からワセリンを薄く塗っておくとかするといいかもしれないですね。食品として摂取するときも他のものと混ぜて使うことをお勧めします。
最後にエッセンシャルオイルについて。アロマオイルを用いたマッサージなどは一般的になっていますから、私よりもアロマオイルについて知識が豊富な方はたくさんいらっしゃる事でしょう。ですが、私が首肩こりに特化して仕事をしてきた結果、得られた最高の組み合わせ。今回はそれをご紹介したいと思います。
まず、大事なことなので何度も言いますが、筋肉疲労をとるときは、血流とリンパの流れを良くすること。それは筋肉繊維の中から、老廃物と疲労物質を減らしたいからです。ということは、①血流を促進するもの②リンパの流れを良くするもの③老廃物の分解を助けてくれるもの。この3つを組み合わせて入れるといいということです。
ジンジャーは皆さんご存知の生姜ですね。よく、「体を温める」食材として生姜がお勧めされますが、生姜は熱を発生させて体を温めるわけではなく、血流を良くしてくれるんです。血流が良くなると冷えがなくなるので、体が温まると言われるわけですね。そして、リンパの流れを良くするグレープフルーツ。こちらはリンパの流れを良くすることで有名なので、知ってたよという方も多いかも。むくみ解消でジュニパーというオイルをお勧めする方もいらっしゃるかもしれませんが、ジュニパーは”腎臓に働きかけて”体内の水分排泄を促すもの。実は腎臓ってとてもデリケートなので、ストレス社会であり、化学調味料などを摂取する機会の多い現代人にとっては大事に扱って欲しい場所。もしあなたがヘトヘトに疲れているところへムチ打たれさらにハードな仕事をこなせと言われたら、どうでしょうか。一時的に仕事は進むかもしれませんが、その後はしばらくお休みが欲しくなっちゃいますよね。なかなか自分で自分の腎臓の疲労具合はわからないと思いますので、日常使いをする場合には、グレープフルーツの方が向いているかなと思います。
そして、大事な大事な※※※※。このエッセンシャルオイルは一般にホルモン系のバランスを調整してくれることから女性に選ばれることが多いのですが、実は乳酸(疲労物質)の分解を手伝ってくれます。これはあまり出回ってない・・・知る人ぞ知る情報かも。内緒にしてください(笑)ナイショで知りたい方は→コチラ←から答えをのぞいて見てくださいね。
エッセンシャルオイルはベースとなるオイルに添加して、希釈して使用するものです。たとえば、30mlのベースオイルにエッセンシャルオイルを合計6滴で1%程度。(1滴0.03〜0.045mlでメーカーによる)日本だと大体1%でお伝えしているところが多いみたい。私は統合自然療法のスクールでアロマオイルも勉強していたのですが、イギリスで勉強してこられた先生だったので、大体3%で教わりました。日本人は海外の方よりも肌が敏感な方が多いので、ご自分で試されるときは1%から始めるといいかもしれませんね。普通に6滴を上の3種類で割ると2滴ずつになるわけですが・・・そこはもう一工夫取り入れていただきたい。それは、3種類を何滴ずつ入れるか、の割合。基本的には自分で試してみて好きな割合でいいんだけど、せっかくなので3つ目のオイルを知って下さった方には私のブレンドレシピも記載しておきますね!
エッセンシャルオイルには、注意点があります。ジンジャーは香りが強く、残りやすいのと、刺激性があるので、低濃度にすることが推奨されています。あと、色素が濃い。ジンジャーに限らず、アロマオイルは布類につくと取れにくいです。取れなくなっても後悔のないタオルや衣類を使いましょう。ちなみに、アロマオイルは香りを嗅ぐことで、嗅覚刺激からの効果も期待されるものですが、今回は皮膚から血管内に成分を吸収させるボディオイルとしてご利用くださいね。グレープフルーツは酸化しやすいことと、ごくごく稀に、薬とグレープフルーツ(果肉)で思わぬ反応が出るケースがあるそうです。エッセンシャルオイルなら大丈夫なのかもしれませんが、常用している内服薬がある場合には念のため医師の先生にご相談くださいね。
余談ですが、男性女性に関わらず年配になると末端(特に足の指が多いかな)が痛く感じたりすることがあるわけですが、そんな時にもこのオイルが活躍してくれます。Oさんもその一人でしたが、「足の痛みがあってもツライ想いを我慢しなくて良くなった。本当にこのオイルに出会えてよかった!」と感動してくださいます。それまではあちこち湿布ばかりだったけど、湿布よりも楽になる、と。あなたのお父さんお母さん、もしくはおじいちゃんおばあちゃんも、言わないだけで末端の痛みを抱えている方がいるかもしれません。是非プレゼントしてみてください。
筋肉のアンバランスや、コリは骨格の歪みを生み出すこともあるので、筋肉疲労は原因2(骨格の歪み)の元凶にもなり得ます。
柔軟な質の良い筋肉を手に入れましょう!
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